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京都市上京区釜座通丸太町上ル春帯町355-5
京都第二赤十字病院
小児科 大前禎毅
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 京都小児救急教育セミナー『臨床実践力養成講座』(京都小児科医会学術講演会)
 
日 時:

平成22(2010)年5月30日(日)

会 場: 京都テルサ
主 催: 京都小児科医会
後 援: 京都第二赤十字病院小児科
参加費: 第24回日本小児救急医学会参加証(ネームカード)をお持ちの方は無料で参加できますが、本セミナーのみ参加の方は会費(3,000円、ただし医学生と初期研修医は学生証の提示または施設長の証明があれば無料)を徴収させていただきます。
 
 
 本セミナーは研修医、開業医を主な対象として、卒後研修のためのスキルアップ・セミナーです。本セミナーは初期救急現場でのトリアージを中心に、明日からの診療で役立つような実践的知識の習得、臨床能力向上を目的とします。

 講演の先生方には、まず各項目に挙げた質問にご回答いただいた上で、御自身の豊富な臨床経験に照らして小児初期救急診療のあたる先生が是非知っておいた方がよいと思われることを実戦的に講義していただきますようお願いしています。さらに、各演者の先生のご講演の後、質疑応答の時間を5分間とります。また、教育セミナーですので、総合討論は行いません。

  プログラム
I )小児神経救急編(9:30〜11:50)
1、 熱性けいれんに関する正しい知識の確認(9:30〜10:05)
   吉川秀人(宮城県立こども病院神経科)

1)  熱性けいれんで外来受診した児(到着時にはけいれんは止まっている場合)にダイアップ座薬を処方する適応とその臨床的意義について教えてください。
2)  熱性けいれん後に意識の戻りが遅い時の対処を教えてください(熱性けいれん重積症と急性脳症、熱性けいれんと化膿性髄膜炎の鑑別はどうすればよいですか?)。  
3)  ダイアップ座薬は本当に効くのですか、入れてからどれ位で効いてくるのですか?
 
2、 化膿性髄膜炎を早期診断するためのポイント(10:05〜10:40)
   武内 一(耳原総合病院小児科)

1)  どういう状態の時に化膿性髄膜炎を疑い、髄液検査を実施したらよいのですか?
2)  どういうことに注意していたら、髄膜炎を見逃さずに早期発見できますか?
3)  熱が出た時点で経口抗生剤を早めに投与すれば、髄膜炎への進展を防ぐことはできますか?
4)  血液の白血球数、CRP、髄液細胞数のデータは熱が出てからどの位時間がたつと異常値を示すようになってくるのですか?

 
3、 けいれん発作の止め方(来院時にけいれんが続いている場合の対処法)(10:40〜11:15)
   塩見正司(大阪市立総合医療センター感染症センター)

1)  ジアゼパムとミダゾラムの比較について教えてください(ガイドラインはジアゼパムとなっているが、小児神経科医は実際にどうしているのだろう?)
2)  ミダゾラムの鼻腔内投与は本当に効くのですか?、速効性がありますか?
3)  けいれんが止まった後の対応(鑑別)を有熱時と無熱時に分けて教えてください。

 
4、 頭部外傷への初期対応(11:15〜11:50)
   荒木 尚(国立成育医療センター脳神経外科)

 「頭を打った」といって外来を受診した児に対して、
 1) CT検査の適応
 2) 観察入院の適応
 3) 帰宅させる時の指導内容(最低これだけは言っておかねばならないこと)を教えてください。

II ) 忘れた頃に外来を受診する腫瘍救急疾患診断におけるピットフォール(11:50〜12:15)
     家原知子(京都府立医科大学小児科)

 決して軽症患者の時間外受診だけではすまされない、小児救急臨床の奥深さ、恐ろしさ、早期発見の醍醐味を再確認してもらいます。実際の経験症例を時間の許す限り呈示して、ビジュアル的に迫ります。一度見たら、聞いたら忘れられないリアルな衝撃は、研修医の眠気・空腹をも一気に吹き飛ばすことでしょう。
III ) ランチョンセミナー:
小児救急医療現場における医事紛争対策(12:30〜13:30)
     田邉 昇(弁護士、医師)

 2001年に弁護士登録。開業医として診察を行う傍ら、医師の視点に立脚した医療訴訟の弁護活動も精力的に行っておられます。)
特に、初期救急医療の現場で診療医が注意しておかなければいけないこと、診療にあたっての心構え、医療事故防止のための常識・マナーなどを教えていただきます。
IV ) 小児外科系救急編(13:45〜15:50)
1、 急性腹症(1):初期救急外来で腸重積症を見逃さないポイント
(13:45〜14:20)

   浮山越史(杏林大学小児外科)

1)  問診と診察でどこまで早期発見は可能ですか?
2)  急診断がついてさえいれば自分一人で整復する自信はあるのですが、自分一人でやる腹部エコー検査にはどうも自信がない場合はどうしたらよいのでしょうか?
3)  診断が難しいのはどのようなケースの時ですか?それにはどう対処すればよいのでしょうか?

2、 急性腹症(2):急性虫垂炎を見逃さないコツと疑診例への対処法
(14:20〜14:55)

   松藤 凡(鹿児島大学小児外科)

1)  外来診察で最低限チェックしておかなければいけないことは何ですか?
2)  自分一人でやる腹部エコー検査にはどうも自信がない場合はどうしたらよいのでしょうか?
3)  血液検査(WBC、CRP)はどの程度まであてになりますか? 
4)  どのタイミングで小児外科の先生にコンサルトするのがよいのでしょうか?
5)  緊急手術の適応にならない疑診症例はどうして経過をみたらよいのでしょうか?(入院して経過観察した方がよいのはどういう場合ですか?入院するにせよ、帰宅させるにせよ、抗生剤投与はどうしたらよいのですか?)
6)  どういうケースで見逃されることが多いのでしょうか?

3、 急性腹症(3):小児初期救急外来でみられる産婦人科救急疾患
(14:55〜15:20)

   東 弥生(京都第二赤十字病院産婦人科)

 小児救急だからと油断していると、卵巣茎捻転、膣溜血腫、子宮外妊娠など緊急手術適応となる産婦人科救急疾患を見逃すことになるので注意が必要です。ここでは性感染症も含めた小児初期救急外来の意外な盲点ともいえる産婦人科救急疾患について、産婦人科の先生のお話をよく聞いておきましょう。

4、 小児初期救急外来で見逃してはいけない泌尿器科救急疾患
(15:20〜15:50)

   山口孝則(福岡市立こども病院・感染症センター泌尿器科)

 精巣捻転を見逃すと、男子一生の不覚!精巣捻転は放置すると精巣壊死をきたすため、緊急手術の適応となります。本症もまた小児初期救急外来の落とし穴というべき疾患です。精巣捻転を見逃さないためのポイントを泌尿器科の先生にお聞きすることにしましょう。

 
  司会進行
I 、II ) 吉岡 博(京都小児科医会、よしおかこどもクリニック)
長村敏生(京都第二赤十字病院小児科)
III ) 岩中 督(東京大学小児外科)
IV ) 里見 昭(埼玉医科大学小児外科)
市川光太郎(北九州市立八幡病院小児科)

 

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